EDFの奨学生５人と面談をして、クリスマスと新年のプレゼントとして 文房具、かばん、くつ、自転車、そして特別奨学金の５つの中でどれが一番欲しいかを聞きました。
１.人目 アピッサラー ジョンプルークラーンさん（ニックネーム エアー）中学２年生
ナコンラーチャシマー県のセナーラット ウィッタヤーカーン中学校
「私は文房具、色鉛筆と絵を描くノートが欲しいです。私には自分の色鉛筆のセットがありません。学校に無料で使える色鉛筆と紙がありますので、それを使って、私は学校で時間がある時に絵を描きます。私は絵を描くのはあまり上手ではありませんが、絵を描くことが大好きです。私は将来、絵を描くことに関係した仕事、建築家とか画家になりたいです。ペン、消しゴムなどの文房具も、もうすぐなくなりそうなので、新しいものを自分で持っていくことが出来れば大変嬉しいです。」
２.ブンヤリット ガームカイナムさん（ニックネーム プレーオ）中学１年生
チャイヤプーミ県のチュムチョムバーンブンカラーウィッタヤー中学校
「私は父を亡くしました。今は、祖母、母、そして兄と一緒に暮らしています。母は心臓病で働けずにいます。家族の収入は、祖母の月６００バーツの年金のみです。この為、私は毎朝学校に行く前に早起きをして、牛が食べる草を運ぶ仕事をしてから、歩いて学校に通っています。私は、家から学校まで片道１．５キロを毎日歩いて通っていて、土日はビラ配りの仕事をしています。アルバイトで得たお金は、卵やお米を買って料理して家族で食べるのに使っています。私が一番欲しいプレゼントは、自転車です。学校や土日のアルバイトに、自転車で行くためです。」
３.ワチャラポン ソムポーンさん（ニックネーム ベーンク）中学２年生
シーサケート県のバーンジョードゥムワン中学校
「僕は新しい靴が欲しいです。今の靴は僕が小学校６年生から履いていて、これ１足しかありません。学校に行く時、運動をする時、時々祖父母が田畑を耕す仕事をするのを手伝いに行く時も、いつも同じ靴を履いています。僕の両親はバンコクに出稼ぎに出ていて、僕と弟は祖父母に預けられています。毎月、両親は水道代、電気代や、その他家のことにかかるお金を仕送りしてくれます。祖父母の収入はとても少なくて、ふたりとも高齢です。政府からの年金は月６００バーツです。毎日の食べ物と、僕と弟の学費を出すのがやっとです。」
４.アマリン ピムヨーヨンさん（ニックネーム アーム）高校１年生
コーンケーン県のチュムペーピッタヤーコム高校
「僕は祖父、祖母、叔父、そして妹と暮らしています。父は工事の仕事をしていて、いくつかの県を長期間回ってから帰ってきます。僕は学用品を入れるためのかばんが欲しいです。学校に毎日背負っていくリュックサックが古くなって、破れ始めています。土日は草刈りや芋掘りの仕事に行って、ペットボトルやお昼ご飯を入れるのにもこのリュックを使っています。弁当箱や水筒は、妹にも学校へ持たせています。貯金箱には、毎日学校で使ったお金で残った分と仕事をして得たお金を貯金しています。この貯金は学費に充てるつもりです。」
５.チャルームウォン ウォーソン（ニックネーム コーム）専門学校２年生
シーサケート県のカンタラーロム技術専門学校
「僕は祖母との２人暮らしで、祖母は唐辛子を収穫して売る仕事をしています。物心のついた時から今まで祖母はずっとその仕事をしていましたが、６５歳にもなったせいか、病気の日は食べていくための収入が得られなくなり、僕の学費も出せなくなりました。そのため僕は中学になってからは、学校が終わってから夜まで、山できのこや赤ありの卵を取ったり、網をかけて魚を捕りに行ったりしています。取ってきたものを料理して祖母と食べて、祖母が仕事に行けない日の生活を維持してきました。僕はプレゼントとして、特別奨学金が一番欲しいです。学費の他に、祖母が仕事に行けなくて収入が足りない日にご飯を買うお金として貯めるため、そして僕が料理の食材を見つけられなかった時のためです。」
2020年クリスマス、お正月を迎えるにあたり、EDF（ダルニー奨学金）はタイ東北地方の農村部に住んでいる恵まれない子どもたちに贈るプレゼントセットのご注文をお受けいたします。
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