チャーさんからのお礼の言葉
チャーさんからのお礼の言葉  EDFは、以前にブリラム県バーンラムナンロン小学校6年生の少女、シリカンヤー・バーンブラコン(ニックネーム チャー)さんの話を紹介しました。その当時、チャーさんは、EDFが募集していた2017年度の奨学生に応募していた何万人かのうちの一人でした。
 そして今日、中学校へ進学して勉強したいという彼女の夢は、まさに実現したのです。EDFのウェブサイトで彼女の話を読んだ心優しい支援者から、中学1年から3年までの3年分の奨学金を受け取ることになりました。なお、彼女の話は、EDFのウェブサイト(https://www.edfthai.org/jp/?pageid=11&id=115)で、読むことができます。
 彼女とおばあさんは、先生から奨学生に選ばれたと知らされて、大変喜びました。でも、支援者にお礼の気持ちを伝えるために、急いで感謝の手紙を書き、EDFに送ることを忘れませんでした。
EDFは、チャーさんの手紙を、皆さんに紹介させていただきたいと思います。内容は、次のようなものでした。

(手紙に書かれたメッセージ)
心から尊敬する支援者の方へ  
 
 私は、シリカンヤー・バーンブラコン、15歳の女子です。現在、ブリラム県ノーンディンデーン郡ラムナンロン町のバーンラムナンロン中学校で、1年生として勉強しています。1年生になったこの2017年度に、私は、日本たばこ産業(株)労働組合の方々から奨学金をいただくことになったと、先生を通じてEDFから連絡がもらいました。私は、とても感激して飛び上がって喜びました。私が中学で勉強を続けることができるようにという支援者からの優しい思いやりは、本当にありがたかったのです。当初、私の家庭は貧しいので、進学することはできないと思っていました。両親は、私がまだ物心つかない頃に離婚し、それぞれに再婚して新しい家族がいます。ですから、わたしの勉強のために仕送りすることはできませんでしたし、私の面倒は一切見てくれませんでした。学校に掛かる費用に家庭の支出も含めて、すべて祖母が工面しています。私は、両親が離婚してからずっと、祖母と二人で暮らして来ました。祖母はもう高齢で、収入は、茅を編むことから得られるものと、政府から支給される1か月あたり600バーツの老人手当だけです。これらの収入は、毎月私と祖母が食べていくのには、足りますが、でも、学校の制服、教科書や教材などの学校に掛かる費用は、近所のうちに借金をするか、古くてもうちにある物で我慢するか、しなければなりません。ですから、今回いただいた奨学金は、私の学費の負担をとても軽くしてくれました。
 私と祖母は、奨学金をくださった支援者の方とEDFに心から感謝しています。私は、この奨学金を最も役立つように、いただいた今回の勉学の機会に相応しいように使いたいと思います。本当にありがとうございました。
 
 

 EDFは、チャーさんのような教育機会に恵まれない貧しい子供たちに、機会を与えていただいた支援者の方々に、厚くお礼を申し上げます。2017年度は、チャーさん以外に8,781人もの子供が、奨学金を受けることができました。今彼らは、チャーさんと同じように、とてもうれしく、そして進学する機会を得たことを感謝しています。

 2018年度進学の子供たちへの募金は2017年6月1日から行っております。皆様には、これからも引き続きご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
 
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