氏名:パヌポン・ヤスリー(27歳)
出身地:ナコンパノム県
学歴:マハーチュラーロンコーン大学(仏教大学)政治学部卒
現在の職業:ラムカムヘン大学ナコンパノムギャンパス、政治学部大学院課程
EDFに連絡した理由は、ある日突然、中学校の日々を思い出したからです。奨学金を提供してくれた日本人の方の名前はずっと頭の中に残っていました。一度、日本から手紙が私に届いたため、名前をよく覚えているのです。生まれて初めて海外から手紙をもらって、とても驚きました。英語で書いた手紙だったので先生に訳してもらいましたが、恥ずかしくてどのように返事を書けばいいか分からなかったから、折り返しの手紙を出しませんでした。今回、いい思い出をもたらしてくれた日本人の方に連絡しようと思って、EDFの連絡先を探してコンタクトしました。ドナーの生き方を知りたいです。
中学生の時にもらった奨学金は、私の人生を変えたと言っても過言ではありません。家庭の収入が少なかったので、小学校を卒業してから家族と仕事をすることに決めていました。先生から進学をサポートする支援があるよと告げられた時、私は将来のことを真剣に考えました。現在、大学院生として勉強中です。卒業したら、地方自治体の職員になりたいです。なぜかというと、その仕事それ自体が、私の生まれたイサーン地方の発展を促す仕事だからです。
(2009年12月、ダルニーニュース21号より)
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