ソピダー・スックプラサートさん
ソピダー・スックプラサートさん コンケン大学博士課程に学ぶソピダーさんの中高時代、そして現在・・・

以前に知り合った人と人とを結び付けるためにソーシャル・ネットワークを利用している人が徐々に増えています。タイの場合はFacebookが人気を集めています。EDFにもドナーさんをはじめ、こちらの事業に興味のある方との関係を深めながら、タイ国内で行われたアクテビティーの報告チャンネルも活用できるFacebookのページがあります。

元奨学生のソピダーさんはEDFのページを見つけてすぐ「友達になる」というリクエストが届きました。話を読み進むうちにダルニー奨学金の元奨学生だったと分かりました。中学校の時に教育のチャンスを提供して下さったドナーさんに感謝の気持ちを表したく、連絡先を知りたいそうです。ソピダーさんは現在、教育の場で大活躍しています。


自己紹介をお願いします。
私の名前は、ソピダー・スックプラサート、29歳です。以前の名前はブンリヤップでした。コンケン大学教育学部を卒業した後、同大学大学院(生科学科理学部)を経て、現在は同大学院博士課程で学業に励んでいます。1996年スリン県のパノムドンラックウィタヤー学校で学んでいる時に、Takemoto Takashi氏から奨学金の援助を受けました。
 
 
当時、先生があなたを奨学生に選出した理由は何だと思いますか?
想像ではありますが、家が貧しいにもかかわらず熱心に勉強していたからだと思います。
 
 
奨学金を受けていた当時、援助者へ手紙やはがきを書いたことがありますか?
はっきりとは覚えていませんが、ぼんやりと覚えている限りでは、手紙を書いた記憶があります。そして、支援者の方から手紙やはがきを受け取りました。
 
 
当時の家庭の経済状況はどのようなものでしたか?もし、奨学金を受け取ることができなかったとして、経済的に進学は可能だったと思いますか?
当時の状況としては、「貧しい」状態でした。毎回の食事を確保するのがやっとでしたが、借金をするほどではありませんでした。もし奨学金がなければ、高校への進学ができたとしても生活はかなり厳しかったでしょう。
 
 
受け取った奨学金はどのように使用しましたか?
を買うため、学業に必要な文房具を買うために使いました。
 
 
高校や大学への進学はどのような流れでしたか?(学費の工面も含めて)
高校は、中学から引き続いてパノムドンラックウィタヤー学校の高等部に進学をしました。学費以外は奨学金を受けることができたので、家計はとても助かりました。卒業後は入学試験を経てコンケン大学に入学しました。大学在学中は、タイ学資ローン基金機構から奨学金(将来返済が必要なタイプ)を受け、授業のないときには家庭教師のアルバイトをしていましたので、家計にも負担がありませんでした。
 
 
現在の生活はどのようなものですか?まだ学生ですか?それとも働いていますか?結婚はしていますか?
現在は、コンケン大学院生科学科理学部の博士課程で学んでいます。まだ結婚はしていません。
 
 
卒業後の進路は?
子どものころからの夢である、高等教育での教職に就きたいと考えています。
 
 
今現在、故郷(スリン県)には貧しい境遇の子どもたちがいますか?その子どもたちに進学のチャンスはどのくらいありますか?
スリン県には、学業は優秀でも家が貧しい子どもたちがたくさんいます。特に、タイとカンボジア国境辺りに住んでいる子どもたちは、街中に住んでいる子どもたちよりも学習を受けるチャンスが少ない傾向にあります。
 
 
現在、タイの子どもたちに進学支援をしてくださってる日本人の支援者の方に一言お願いします?
学習への熱意はあるのに経済的に貧しい子どもたちに、素晴らしい機会を与えてくださっている支援者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。やる気に満ち溢れる子どもたちにとって、奨学金はまるで希望の光のようです。そして、日々自分の夢に向かって邁進する励みとなるでしょう。
 
 

(2011年3月、ダルニーフォーラム3号より) 

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