父の代わりに家族のため、いつも懸命に働いている母に少しでも楽になってもらいたい。
父の代わりに家族のため、いつも懸命に働いている母に少しでも楽になってもらいたい。 中高就学への奨学金事業と障がい児への奨学金事業の他に、タイ深南部3県の紛争により親を失った孤児への奨学金支援プログラムも行っております。今回は2022年度のこの奨学金支援プログラムを申し込んだのアドハム君の話を紹介します。
僕はナラティワート県の小学校5年生です。母、兄、祖父母と暮らしています。父は2010年9月5日の事件で命を落としました。その時、僕はまだ妊娠8か月の母のおなかの中にいたので、父に会ったことはなく、写真で見ただけです。
母が父の代わりに家族のため、いつも懸命に働いています。さらに僕たち兄弟にいつも心を配ってくれています。父親からの愛情がないことを感じさせないためです。ですが、たまに僕は父親のいない孤独を感じることがあります。
 

 
母は就学中の僕たち兄弟の学費のために、毎日休みなく働いてくれており、大変気の毒でなりません。母に少しでも楽になってもらいたいです。兄は早く学校を出て働き、収入を得て母や家族の面倒を見たいと考えています。僕は、父親がいなくても立派な人間になり、勉強を頑張り、母の家事を何でも手伝い、母の誇りになりたいです。
 

このような理由から、2022年度の奨学金に応募しました。母の負担を軽くしたいです。ご支援者様からの奨学金を受給できるのを心から望んでいます。よろしくお願い申し上げます。


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