祖父母のために頑張っている中学1年生
祖父母のために頑張っている中学1年生 「病気の祖父母の面倒も、又土日には仕事もしなければならないので毎日大変な生活を送っています」
ナッタキット・ホンサガー(愛称はファーム君)は、生まれた時から、父親の顔を知らずに育ちました。ファーム君は13歳の男の子で、ルイ県チェンカーン郡バーンナシーサラックキンベンソンクロ59校に通う中学1年生です。彼は、80歳を超えた祖父と祖母と一緒に暮らしています。ファーム君の母親は再婚し、他の地域で暮らしています。

ファーム君が小さい頃からこれまで一家の家計を支えてきたのは祖父だけです。祖母は糖尿病にかかっており、どこへも行けませんし、働くこともできません。祖父の仕事は日雇いで日収はたった250バーツです。ファーム君は学校へ通う前と学校から帰ってから全ての家事をしなければなりません。祖父は出かける前にファーム君によく祖母の面倒を見るようといつも言ってます。

祖父の負担を軽減するために土日にはファーム君も働いています。土を袋に入れる仕事やゴムの木を植える仕事で一日100バーツの収入がもらえます。これは学校での昼食代にしています。
ファーム君が小学校6年生だった去年、祖父も肝臓炎で倒れ、仕事ができなくなりました。病気の祖父母の面倒も、又土日には仕事もしなければならないので毎日大変な生活を送っています。また毎月政府が高齢者に支給している福祉金一人当たり600バーツをもらっていますが、薬代だけで精一杯です。

先生はファーム君の困難な状況をよくわかっています。中学3年生を卒業できるようにするために先生はファーム君を2014年のEDFの奨学金に申請することにしました。

上記の話は、様々な問題に遭っているタイの地方の子どもたちの一つの例です。ファーム君のような子どもにとって、「教育」とは手を伸ばしても手に入れることが大変難しいことなのです。というのも、「生計を立てること」が、当面の問題であり、それを日々解決していかなければならないからです。

皆様の暖かいご支援のおかげで、ファーム君と同じようにたくさんの恵まれない子どもたちは中学卒業まで勉強することができます。一回のご支援で人の一生が変わるかもしれません。

 
Connect with EDF
594/22 Patio Ratchayothin, Soi Phahonyothin 32, Sena Nikhom 1 Rd.,
Chan Kasem, Chatuchak, Bangkok 10900 THAILAND | +6625799209 to 11
EDFは1994年には財務省から255号の税制優遇措置団体に認可されました。EDFへの寄付の領収書は所得金額から控除され、この分は所得税が課税されません。 © 2011 EDF Thailand