各国における新型コロナウイルス流行の影響が広がっています。ウイルスの感染を防止するため、たくさんの学校や会社は休み、外出を禁止する国も多く出てきています。2019年度奨学金をもらった一人の奨学生は、タイのテレビ局が放送した日本のニュースを見て、自分の支援者のことを大変心配し、その気持ちから、日本の支援者の皆様宛に書いた手紙が届きました。今回、EDFはその手紙を紹介させていただきます。
「日本語に翻訳した文章」
2020年3月6日
ナコンラーチャシーマ―県
パークチョン郡チャントゥック町
セーナーラッウィッタヤカーン学校
奨学金ご支援者様
私はチットルディー・クンティアム、中学校1年生です。ナコンラーチャシーマ―県のセーナーラッウィッタヤカーン学校に通っています。昨年、ご支援者様から奨学金を戴きました。学友や私に暖かいご支援を頂きありがとうございます。学用品の購入や通学時の必要費用に使用させて頂いています。
今は期末試験の最中で、今月中旬から学校は年度末の休みに入ります。
日本でのコロナに関するニュースを知りました。ご支援者様の事が心配になり、手紙を書いています。日本での感染者数は比較的多く、学校は休校となり、感染防止のために在宅勤務をしている人もいるとのニュースがありました。
ご支援者はいかがでしょうか。皆と一緒に心配しています。日本は手洗いやマスク着用の習慣があり、衛生的で健康に留意していると聞きました。状況が良くなって元の状態に戻り、子供達が学校に行けるようになり、大人が平常通り仕事ができるように願っています。
タイでのコロナ感染者は約50名に達しました。私の学校では風邪をひいた場合、先生から欠席の許可が出て、治ったら学校に戻ります。ですが現在は期末試験が近いので、もし誰かが体調不良になったら、先生の指示でマスクを着用して試験を受け、生徒は殺菌のために頻繁に手洗いします。
最後になりますが、ご支援者様と日本の皆様が健康であられますように、学友と共にお祈り申し上げます。
セーナーラッウィッタヤカーン学校 奨学生代表
チットルディー・クンティアム
チットルディー・クンティアム、ナコンラーチャシーマ―県のセーナーラッウィッタヤカーン学校の中学校1年生
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