「新型コロナが子供たちをより困難な状況に追いやっています」
「新型コロナが子供たちをより困難な状況に追いやっています」 2020年4月30日の時点
ご支援者・ご協力者の皆さま

 ご存知の通り、2020年初より新型コロナウイルスの影響が世界中で経済、社会、公衆衛生に広く及んでおり、その影響の甚大さは失業率や景気後退、増え続ける感染者数からもまだまだ今後計り知れないものがあります。
 タイ国内でも全国各地で感染が広がっています。影響を受けた大都市の労働者は地元に帰省し、多くの人達は仕事の機会を失いました。そして地元では一層厳しい生活を余儀なくされています。
 タイ経済は各地で殆どが停止しています。彼ら労働者は一家の大黒柱であり、就学中の子供も含め、何人もの家族を養っております。EDF財団は、現時点のみならず長期的に彼らの子供たちの教育機会が失われる可能性を懸念しております。貧困が数倍になって襲いかかるためです。
 
 この未曽有の理由による経済停滞の為、当財団への寄付総額は減少しており、また同時に、この度の危機がご支援者の方々にも大きく波及していると承知しております。非営利団体である当財団は、機会に恵まれない子供たちの教育機会の拡充のため33年間に渡り活動して参りましたが、貧困層家庭の日常生活、子供たちの教育機会にこれ程まで悪影響を及ぼす危機は前例がありません。
 貧しく教育機会に恵まれない子供たちの中で、今年度の奨学金受給選考の通過者は10,360名います。一方で、現時点でのご支援者の皆様からの寄付金は、必要総数のおよそ半分、5,627名分しかありません(2020年3月31日の時点まで)。このままでは5,000名を超える子供たちが本来あるべき教育制度から離脱する恐れがあり、彼らの今後の教育や将来の就職機会に長期的で重大な影響を及ぼします。最終的には生活の質の著しい低下による「貧困の連鎖」を乗り越える事ができず、彼らや家族が望む明るい将来は叶えることのできない夢となってしまいます。
この様な状況から、私共EDFと致しましては、皆様方ご自身も直面されているご苦労を拝察致しながらも、5,000名以上の子供たちがこの危機を乗り越えるためのご支援につき、再度のご検討を心よりお願い申し上げる次第です。
奨学金という贈り物は、少なくとも一人の子供の生きる糧、そして明るい未来への大きな力となります。その為にも、是非とも皆様方から暖かい手を差し伸べて戴きたく、何卒宜しくご支援ご検討の程お願い申し上げます。
  ご寄付の申し込みは6月30日まで受け付けております。当財団のウェブサイトからクレジットカードによるオンライン決済でのご利用も可能です。ご質問、ご寄付の連絡につきましては、下記までお気軽にご一報のほどお願い致します。

EDF財団 
電話 0-2579-9209〜 11(タイ語)0-2942-8538(日本語)
Eメール [email protected]    担当者:Mr.Anuchat, Mr.Weerayut
末筆でございますが、皆さま、ご家族様が今回の難局を無事に乗り越えられます様、心よりお祈り申し上げます。
 
 
 
Mr.Sunphet Nilrat
Managing Director
The Education for Development Foundation (EDF)
 

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