ジャッカポーンさん(小6、カラシン県)
僕は少年ムエタイの大会に参加して、お金を稼いでおばあちゃんを助けようと決心しました。ファイトマネーは200バーツです。傷だらけになりながらも家族のために稼げたなんてとても幸せな気分でした。賞金は食費として全部祖母に渡しました。僕は時々10~20バーツのお小遣いをもらいます。昼ご飯の費用が幾らかによりますが、常にできる限りの節約をしておき学校での諸費用例えばボーイスカウトや社会科見学の代金に充てます。スポーツや体を動かすことが大好きだから体育の授業が一番好きです。奨学金を貰うことができたら、僕はまず靴を買いたいです。今の靴はあまりにも古くてきつすぎるのです。僕の夢はスポーツ選手か指導者になるために体育専門学校に進むことです。 続きを読む
クワンチャイさん(小6、ナコンパノム県
古い木やトタンや看板広告に使われていたボードと乾燥した草を使った廃墟と化した小さな家に住んでいます。当然、雨季の大雨や乾季の寒さも絶え凌ぐことができません。夜は、ろうそくとランプの灯りで何とか暮らしていますが、家には電気も水道も通っていません。母親も義理の父も安い賃金で雇われる肉体労働者として働いています。日雇いとしてたとえば牛の放牧は一日で50バーツ、ござ編みの仕事は一枚20バーツといった感じです。科目では体育と保健、そして動物の世話をするのが好きです。大人になったら兵士になり自分の国を守りたいです。もし奨学金を受けることができれば必要な学用品、通学のための交通費、飲食代等を賄うことができます。 続きを読む
サシピモンさん(小6、ナコンラーチャシーマー県)
住んでいる小さな家の壁には雨漏りの問題があるので雨季は大変です。父親は日給300バーツの建設労働者です。母親は技能を必要としない単純労働者で、毎日の収入は200バーツです。両親の仕事がない日は学校にこづかいを持っていく事ができません。空いた時間はコンピューターと国語を勉強するのが好きです。将来のキャリアに役立つ知識を得られるからです。また絵を描く事と読書も大好きです。奨学金支援を希望しています。勿論学費に使うのですが、もし残ったら家の屋根の雨漏り修理用の材料を買いたいです。私の目標は大学に進学し、よい仕事、よい収入を得て、両親や弟妹がより良い暮らしができるように養いたいです。続きを読む
上記の手紙の内容は、タイ国内でEDFの教育奨学金援助を切望している数千人の恵まれない子供達の生活のほんの一例です。すべての人達が、より高くより恵まれた教育環境を求め『貧困の連鎖による悪循環』から抜け出したいと願っています。
コロナ禍で、皆様方ご自身もご不便な生活でご苦労されておられることとは存じますが、ご友人、知人へのご紹介、皆様ご自身のご支援も含め、新年度も引き続きご支援ご協力を戴きますよう心よりお願い申し上げる次第です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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