2011年東日本大震災の被害者支援プロジェクトによる支援金の引き渡しについての報告
2011年東日本大震災の被害者支援プロジェクトによる支援金の引き渡しについての報告 2011年3月11日に発生した大地震と津波は、日本の東北地方の人命と家屋に甚大な被害を及ぼしました。被害の大きかった福島、茨城、岩手、宮城の各県にはEDFの奨学生の支援者が、300人以上も住んでおられます。
被災された方々に対する思いと、タイと日本の友好関係のため、EDFは東日本大震災の被災者支援のための支援金を募るキャンペーンを3月14日から31日までの期間、実施しました。タイ人、外国人、そしてタイに住む日本人の温かい志により、484,208バーツの支援金を集めることが出来ました。

この支援金の使途についてEDF-Japanと協議した結果、EDFは、支援金を岩手県の陸前高田第一中学校に寄付することに決定しました。

 







同校は、被害の大きかった地域に立地しており、地震により多大な損害を被りました。地震の起きた当日、3名の生徒が命を失い、30%以上の生徒がその家族が住む住居を破壊されました。そして地元住民は、同校の敷地内に建てられた一時避難所に避難を余儀なくされています。

2011年4月26日、EDF-Japan代表の秋尾晃正(写真の左側)は、現地に赴き、被害の実態を確認し、EDFの代理人として484,208バーツの支援金を陸前高田第一中学校の教頭先生に手渡しました。支援金は、被害を受けた校舎と教育設備の修理と復興のために使われます。

EDFが陸前高田第一中学校に支援金を手渡した背景には次のような事情があります。同校は、生徒たちが協力して、タイの貧しい中学生たちを支援するための奨学金を募るキャンペーンを、1997年から行っていました。これは「書き損じ葉書プロジェクト」を通じて行われました。同校の生徒たちは、毎年、学年ごとに、書き損じ葉書を集め、それを売却したお金をタイの子どもたちに奨学金として送っていたのです。

現在、この陸前高田第一中学校の「書き損じ葉書プロジェクト」を通じて奨学金を供与されたタイの貧しい子どもたちは67人にも上っています。

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